モノクロで撮る理由について
「なぜモノクロで撮るのか?」という問いに対しては、いくつかの答えがある。色がない方が構図に集中しやすくなるとか、単にかっこいい、とか。
でも、それらをすっ飛ばして「モノクロ以外ありえない」という場面に出会うことがある。理由なんてない。この場面を見た瞬間に、俺にはモノクロに見えている。こんな瞬間に運良く巡り会えたときは、最高に幸せだ。
写真は、今のところ一生飽きる気がしない。撮るのも撮られるのもいい。でも、撮られるのをじっと待っている何かに出会うために、ひたすら街を歩くのは最高だ。毎日の最寄り駅までの道も、カメラを持って歩くと微細な変化に気づくようになる。そういうことが、とっても楽しい。