写真に興味のないアイツを振り向かせるための方法
前回の記事で「俺は東大院に行きたいんじゃ」と書きました。
あれは、「写真って面白いんだよ!と説得力と権威をもってちゃんと言える人になりたい」という思いに基づくものでした。いま活躍するプロカメラマン、写真家たちが技術論に終始していて、写真そのものの面白さを伝えてくれる人が少ないように感じていたからです。
もっと誰でも気軽に楽しめるものであるはずなのに、iPhoneやその他の廉価なカメラだけでも「写真が好きです!趣味です!」と言ってもいいはずなのに、どこかそれを許さない風潮がある。それがちょっと嫌で、「みんな、もっと楽しくやったらいいよ!」と大きな声でいろんな人に届くようにするため、大学院でまずは自分がしっかり写真とは何かについて深めようと、そう考えておりました。
(流行りに乗って写ルンですを使ったりもします)
でも、大学院ってひとつの手段でしかないんですよね。べつに進学しないとできない、ということではない。
僕にこれを気づかせてくれた人は、こう言いました。「新庄のプレーを見て野球のファンになった人は、彼の経歴ではなく中身を見てるんじゃないか」と。この話、新庄を僕に、野球を写真に置き換えると、つまりこういうことになります。
「僕が写真を全力で楽しめば、写真って面白いのかなと思ってくれる人が増えるかもしれない」
いやー、気づいてしまえば単純なことなんですけど、そりゃ楽しそうにやってる人がいたら気になるしやってみたくなりますよね。そんなわけで、大学院進学は一回白紙に戻して再検討しようと思います。2年の時間を得て研究できる機会というのも貴重で、それはそれで楽しいものだなと思います。
今回もここまで読んでくれて、ありがとうございました。ひとつ悩みが消えると、またひとつ増えますね。でも、ちょっと楽しくなる方向に悩めそうです。