【適当ベルリン紀行文②】ニュートンとマリオ、アンペルマンにソニー
こんにちは、れいやです。
この記事は先日の記事【適当ベルリン紀行文①】の続きです。
まだの方は、まずはこちらからどうぞ。
さてさて、全く事前の予定にはありませんでしたが「MUSEUM FÜR FOTOGRAPHIE」に向かいます。
最寄駅の近くに、日本ではあまり見ないタイプのスタバがありました。
博物館には、1分とかからずに到着。
残念ながら内部の展示は撮影禁止だったのですが、
大まかに言うと
・「ベルリン出身の写真家 ヘルムート・ニュートンの展示」
・「マリオ・テスティーノの展示」
・「期間限定の展示」
の3つで構成されていました。
特に、ヘルムート・ニュートンがとんでもなかった。
ヘンテコだけど、一度見たらもう忘れないような強いインパクトのある写真が多かったです。
僕はプロの作品を見るとき、写真の中のいろいろな要素(構図や色など)から、カメラマンがやりたかったことを想像するようにしています。それで、(すごく失礼ながら)ここがこうだったら良いのにな〜というポイントを見つける努力をします。見つからないことの方が多いですが、やりたかったことの想像や解釈などはある程度できる気でいます。
でも、ニュートンの作品は、それをさせてくれませんでした。これはこれだから、ごちゃごちゃ考えてんじゃねえぞ、と言われてるような気がしました。パワーが凄いのです。
29連勝を達成した藤井四段が「絵を描くとなると可能性が無限だけど、将棋は常に最善手があるから良い」という趣旨のことをインタビューで言っていました。確かにその通りなので、普通は絵画にも写真にも「最善手」のようなものは存在しないはずです。
しかし、ニュートンの作品はまさに「最善手」であるように思えてならないのです。この距離感、この被写体、この構図がまるで最初から決まっていたかのような、絶対的な説得力があるのです。
気がついたら売店で写真集を買ってました。
今回の展示や彼の作品の一部はInstagramで見られるので、ぜひ見に行ってみてください。
マリオ・テスティーノはイマイチ琴線に触れなかったです。
勉強が足りないか、単純に合わないか。
世界的に有名で活躍している写真家には違いないのですが。
また、日本よりも、写真がアートとして認められているのを感じました。
僕は平日の夜18時ごろに行きましたが、老若男女問わず多くの人が訪れていました。
写真の展示会とか、札幌でももっと流行らないかなあ......
つい先週末まで。
日本風なものも。
そして、とにかくストリートミュージシャンがいっぱいいました。
みなさん良い表情。
その後お昼を食べて(この日も一応ラーメン屋を覗いたものの閉まってました)、
ベルリンユダヤ博物館へ。
入場の際、飛行機に乗るときの保安検査のようなチェックが入ったのが印象的でした。やはり、テロ等に対する意識が写真博物館のときとは全く違います。
展示はホロコーストのことばかりかな〜と勝手に想像していましたが、そんなことはありませんでした。
面白かったです。
でも、もちろんホロコーストに関する展示もたくさんあって。
「この先ユダヤ人立ち入り禁止」と書かれた看板の実物を見たのが、印象に残っています。
最後にソニーセンターへ。ショッピングモール的なところで、その独特の建築が有名らしい。
確かに、天井がなんかすごかったです(圧倒的語彙力の低下)。
センター内にある観光客御用達のお店・リンデンブロイで夕飯を食べ、
バスに乗って帰りました。
隣に座ったおじさんがおしゃべり好きな人で、「トランプの政治はあかん」と何度も何度も僕に説き、最後に「これを読んでドイツ語を勉強しなはれ」と持っていた雑誌をくれました。
偶然にもマリオ・テスティーノが掲載されているページがあったのでそこだけさらっと眺め、あとは読んでません。
ごめんね。
ということで、ベルリン旅行でした。
当初行きたかった場所に行けたことよりも、ニュートンの作品群を見られたことが本当に本当に大きかったです。
ところで、最初に掲げた4つの目標は達成できたでしょうか?
①観光名所をめぐる→できた
②路上スナップを撮る→できた(インスタにたくさん載せました)
③ラーメンを食べる→OMG
④アンペルマンショップに行く→できた
まあ、あれですね、ちょっとくらい心残りあったほうが、旅も思い出にね、残りますよね。ええ。
……ああ、ラーメンが食べたい。
それでは!