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たまにブレてもなるべくボケない写真のブログ

主に写真のことを書きます。たまに野球のこと、電車の中のこと、アジカンのこと。

意味が重いからこそ、語感は軽く

 今月いっぱいで、某飲食店のアルバイトをやめさせてもらった。洗い物とごく簡単な調理補助、仕込みなどが主な仕事だった。個人的な事情があって2か月半でやめさせてもらうことになってしまったけれど、得るものは多かったし、好きな職場だった。

 

 今回は、そのバイト先の話。

 

 10時に来るはずの人が、12時になっても14時になっても来ない。店長が電話をかけても無反応。仕方がないので別店舗の方が代わりに入り、なんとか店は回った。店長やマネージャーらは「あの人は『ぶっち』したんじゃないか」と言っていて、ああこういうことって本当にあるんだなあと思った。 

 

 バイトに無断欠勤し、そのまま来なくなってやめることを「ぶっちする」または「バックレる」と言う。似た言葉で、約束を急きょキャンセルことを、「ドタキャン」と言う。どちらの言葉も、髪の毛をくるくるといじりながら話していて違和感がない、気がする。スーツを着た人が言うより、普段着の人が言うほうが、しっくりくる。

 

 各々のっぴきならない事情はある。僕にもある(だからこそバイトをやめなければいけなくなったのだから)。 ぶっちした側にもドタキャンした側にも、のっぴきならない事情はあったかもしれない。だから、それぞれが抱えた事情が「のっぴきならない」ものになる前に、どこかに相談するなりなんなりしておけばいい。

 しかし中々そうはいかない。相談しても、納得できないまま終わらされたのかもしれない。普通に考えれば、何も言わず仕事を放棄する行為には責任感のかけらも感じられない。だけど、そうせざるを得ない事情があったのかもしれない。

 

 最初の、某飲食店の話に戻る。僕には、結局その日来なかったあの人が何の理由もなく「ぶっち」する人には到底思えないのだ。一緒のシフトに入っていた日にはたくさんアドバイスをしてもらっていたし、とても真面目に取り組んでいたようにも見えた。さらに、簡単な調理も満足にできない僕の代わりにやってくれたことも多かった。僕が入ったために、あの人の負担が大きくなった部分はあったかもしれない。

 

 最後の出勤の日にあの人はいなかったので、僕はあいさつができないままやめてしまった。でも、まだ今月分の給与明細を受け取っていないので、一度店に行く必要がある。その時に、あの人がどうしているのか少しでもわかったらいいなと思う。

 

 突然休まれたとき、約束をキャンセルされたとき。それが常習犯になってるならもう救いようがないかもしれないけど、もしかしたら何かあったのかもしれない。何もないかもしれないけど、「何かあった?」と聞いてみることは、意外と意味があることかもしれない。

 

 8月31日。もし明日から学校に行きたくなさ過ぎてネットの海をさまよってこのブログを読んでいる人がいたら、場合によっては「ぶっち」しても俺はいいと思う。「無断欠席」というよりも、「ぶっちする」って心の中で言っておいた方が、少しは楽になると思う。語感が軽いから。