写真を撮るのに、遠くに行く必要はない
俺はもう何ヶ月も「写真を撮るためにどこか遠くへ行く」ということをしていない。
星を撮る人や、大自然の絶景を撮る人なら当然のごとくクルマに三脚とストロボとカメラと……という大荷物を積み込むことになる。それはそれでロマンがあるし、非日常感が楽しいと思う。
一方で、俺は普段の毎日が5%楽しくなった方が最終的な幸福度は高い、とも思っている。その手段は人によるけれど、俺はカメラを持ち歩くことがそれだ。昨日と違う何かが、昨日と同じ道にあると面白い。
これだけのことのために5万もするカメラを使うのはバカらしい、iPhoneだけでいいじゃないか、と言われてしまえばたしかにその通りだけれど、それはまた別のお話。
モノクロで撮る理由について
「なぜモノクロで撮るのか?」という問いに対しては、いくつかの答えがある。色がない方が構図に集中しやすくなるとか、単にかっこいい、とか。
でも、それらをすっ飛ばして「モノクロ以外ありえない」という場面に出会うことがある。理由なんてない。この場面を見た瞬間に、俺にはモノクロに見えている。こんな瞬間に運良く巡り会えたときは、最高に幸せだ。
写真は、今のところ一生飽きる気がしない。撮るのも撮られるのもいい。でも、撮られるのをじっと待っている何かに出会うために、ひたすら街を歩くのは最高だ。毎日の最寄り駅までの道も、カメラを持って歩くと微細な変化に気づくようになる。そういうことが、とっても楽しい。
ブログでやりたいことが多すぎる
・ストリート写真/カメラ機材のことしか書かないブログ
・日ハムの動向についてひたすら語るブログ
・札幌に住む外国人や観光客向けの生活感伝わる英語記事のブログ
・書評
こういうのを、レンタルサーバー借りてワードプレスでちゃんと構築してサイト作って……っていうのをやりたい。このブログはぬるっと始めてたまに書いてそれなりに反響をもらえて、という感じで悪くないと思ってるけれど、もうちょい「誰に向けて書いてるのか」がわかりやすいページを作って、ちゃんと意味のあるものにしたい。いよいよ、24時間では足りない!
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忘れてた。写真については、こないだ祖父から受け継いだライカM6のことも書きたい。
1月13日。
じゃあ「何かになる」にはどうすればいいの?「左ききのエレン」を読んで考えてみた
『左ききのエレン』という漫画が大好きです。
現在ジャンプ+で連載中。
アプリをダウンロードすれば、無料で読めます。
デザイナー志望の高校生・朝倉光一が、絵の天才・山岸エレンと出会い成長していく物語。
主人公の光一はゆくゆくは広告代理店のデザイナーとして活躍したりできなかったりしていくので、
広告業界やクリエイティブな仕事に興味のある人は特に楽しんで読めると思います。
ほんっとに面白いので、是非読んでみてください。
もう一度言います、現在ジャンプ+で連載中。
前置きが長くなりました。
その最新第6話で、光一はこんなことを言います。
「オレは…何かになるんだ…」
「何かにならなきゃ…退屈で…生きていけねぇよ…」
これを見て、何言ってんだこいつ?と思った方はブラウザバックしてください。
きっとあなたにはやるべきことがあります。
頑張ってください。
わかるー!!!!!!!!!!と思った僕のような人は、もう少しついてきてください。
高校生だった時の僕は「何かになりたいけどよくわからん、とりあえず大学生になりたい」と思っていたし、
大学生になった僕は「何かになりたいけどよくわからん、さてどうしよう」と思っておりました。
どうやら「何かになる」のは結構難しそうです。
さて、ここにひとつの答えを出してみようと思います。
それは、「自分で名乗る」ということ。
例えば漫画家になりたい人だったら「オレは漫画家だ」と言えばいい。
もちろん免許もなしに「オレは医者だ」と言ってはいけません。
それが許されるのはブラック・ジャックだけです。
でも、医者になりたい!という確固たる意志を持っている人は、
「何かになりたい」と思うことって無いんじゃないんでしょうか。
つまり、「何かになりたい」人って、「免許や資格が必要なものではない何か」になりたい人なんじゃないかなーと思うのです。
だったら、もう自分で名乗ってしまうしかない。
だってそうでしょう、僕が「れいやです」と名乗る前に、初めて会った人が「あなたはれいやね!」と言ってくれるわけがありません。
もし言われたら個人情報が漏れてます。
まず自分で名乗らないと、100%そういう風には呼んでくれません。
何かになる、というのは結構難しいことです。
人によっては職業そのものかもしれないし、人間的な成長を指すかもしれないし、それぞれ別です。
しかし、共通するのは「今の自分とは違う何かになりたい」という点です。
だったら、今まで自分がやってなかったことをやるしかないんじゃないか。
それは例えばずっとロングヘアだったのをショートにしてみることかもしれないし、コーヒーに砂糖を入れるのをやめることかもしれない。
思い切って学校に入ってみることかもしれないし、20時には寝てしまうことかもしれない。
『左ききのエレン』の主人公・朝倉光一は「何かになりたい」と同時に「広告代理店のデザイナーになる」という目標を持ち、それを叶えました。
しかし、そこからが彼にとっての本当の勝負で、不遇の時期が続きます。
名乗りをあげられるようになったからといって、突然夢は叶ったりしません。
光一が作品中で「何か」になった瞬間が来るのは、きっとラストの大詰めのシーンです。
僕は、「写真や動画を撮る人」になりたかったしそう見られたかったので、
「写真と動画の二刀流クリエイター」と名乗ることにしました。
今の自分には分不相応な二つ名だし、ちょっと恥ずかしいところもあるけれど、これになりたいから仕方ない。
大谷翔平ほどの高いレベルの二刀流になれるか、全くわからないけども。
とりあえず名乗ってみます。
ラストシーンが来てからも、漫画じゃないのできっと死ぬまで続きます。
名前って、名乗るって、怖いですね。
今日もここまで読んでくれて、ありがとうございます。
ちなみに、愛すべきアルバス・ダンブルドア校長はこう言いました。
「ハリー、自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ」
何になるかは、きっと自分で決められます。
【読んだよ】森山大道 路上スナップのススメ
こんにちは、れいや(@reikg_8)です。
最近、こんな本を読みました。
森山大道は、日本を代表する写真家の一人。
都市の路上を大胆に切り取るスナップシューター。
僕が尊敬する写真家の一人です。
「三沢の犬」の写真なんかは、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
引用:https://www.moriyamadaido.com/photogallery/#1588-4
”企業の広告を写すでもなく、有名人のポートレートやヌードをことさら撮るでもなく、野生動物の生態を克明に描写するでもなく、森山はひたすら街にいた。
大阪を皮切りに、神戸、舞鶴、横須賀、熱海、三沢、遠野、北海道、新宿、ニューヨーク、ブエノスアイレス、ハワイ、サンパウロ……。
(中略)それもジーンズの尻ポケットに収まるような小さなカメラで。
そして彼は、いつしか世界中にファンを抱える、日本を代表するカメラマンの1人となった。”
引用:「森山大道 路上スナップのススメ」8ページより
全編を通して、森山の発言を共著の仲本氏がまとめていく構成になっています。
要所要所で写真も挿入され、作品そのものも楽しめます。
撮影のコツなどにも触れられていますが、森山氏の言葉は抽象的なものが多く、すんなり理解できる箇所は少ないです。
誤解を恐れずに要約すると、「とにかく撮影する数を増やせ、そうすればいいものもあるだろう」というのが彼の基本的なスタンスです。
これは言い換えると「何回もやってみないといい結果は出ない」ということで、やる前からいろいろ考えすぎてしまう人は心に留めておくべき考え方だと思います。
森山氏と同じように路上スナップをする人間として、僕も覚えておこうと思います。
今日もここまで読んでくれて、ありがとうございます。
たまには、カメラでも持って外に出てみませんか。
長かったブログのタイトルを変更しました
ブログタイトルを「たまブレ、なるボケ」に変更しました。
これまで「たまにブレてもなるべくボケない写真のブログ」というあほみたいに長いタイトルでやってきましたが、僕自身ブログのタイトルを人に言う時にすごくめんどくさくなってきてしまいました。
ということで、省略してみました。(笑)
思い返すと、このブログの方向性は頻繁にブレてます。初期は常態でどうでもいいエッセイばっかり書いていたのが、最近は留学情報もちょっと書いてみたり、挙げ句の果てには大学院行くだの行かないだの言ってます。意図せずして僕自身の不安定さを表しているようなブログになってしまっていますが、あなたにとって「あぁ、まぁ、俺はがんばっとこ」思えるようなブログになっていれば幸甚です。
今回もここまで読んでいただきありがとうございました。前回からこの締め方をぬるりと採用しましたが、お察しの通り「今日のダーリン」のマネです。