LUMIX GH3で撮る新海誠作品の聖地~須賀神社(君の名は。)・新宿御苑(言の葉の庭)~
もう1か月以上前の話になりますが、土日にふらっと東京へ行きました。
高校の部活(放送局)の先輩に会うことと、新海誠作品の聖地巡礼が主な目的でした。
土曜日は先輩とひたすら飲んで騒ぎ、撮った写真のほとんどがインターネットに載せられないものとなりました。とーっても楽しかった。
というわけで、日曜日の綺麗な東京だけをつらつらと。
まずは、「君の名は。」の映画ポスターのモデルとなった四谷・須賀神社へ。
東京にしては広い(?)通りを先輩と共に歩く。
駅から15分くらいで到着。同じ目的でここを訪れている人がたくさんいたので、写真撮影も譲り合い。本当にすごい人気だ……。
せっかくなので、神社にもお参りして帰ってきた。
「君の名は。」ヒットのおかげで、アニメ制作者たちの絵馬が増えた模様。
移動中、映画の多くの場面でそうあるように、雨がポツリポツリと落ちてきてとてもテンションが上がりました。
到着。
北海道では終わってしまったけれど、こちらではまだ紅葉がすごい。
看板がいちいち素敵。
「言の葉の庭」の聖地でなくても超フォトジェニックな公園なので、同じ目的の方もちらほら。キヤノンとフジが多かった印象です。ちなみに先輩お二方はLUMIX G6とG7。僕はLUMIX GH3。使いやすくて良いカメラなんですが、あんまり多くはないですね……。
この日は先輩にマンフロットのミニ三脚を借りてました。スローシャッター切るのに大きな三脚を使わずにサッとできるのはとても楽。ある程度人がいるところでも目立たないのも大きい。
こんな大都会に新宿御苑みたいな大きい公園があるなんて、本当に面白いですよね。いつか東京に住んだら梅雨の時期にまた行ってみたいなぁ。
案内してくれた先輩がいなければ迷子になって東屋にも入れず、泣きながら金麦を飲みチョコレートを食べる人になっていたと思います(それはそれでアリかもしれないけど)。ありがとうございました、楽しかったです……!
おしまい。
土曜日の昼の大通公園は、人よりもハトが多い 〜LUMIX DMC-GH3
タイトル通りです。ハトがいっぱいいたので撮ってきました。
こやつらはものすごく人に慣れているようで、近づいても全く逃げる気配ナシ。
レンズも標準ズームしか持ってなかったので足ズームで物理的に接近。
ちなみに、夜になるとハトよりもカップルが多くなります。
iPhone7とかいう(ある意味)最強のカメラ
携帯をiPhone7に新調した。
以前のマイナーAndroid端末に比べ、インターネットが爆速で驚いているのだけれど、カメラ機能のすごさにも驚いている。
これは大学構内で撮影。
地面の細かい目や、後ろに写る枝の一本一本もきちんと解像している。凄い。
日が落ちてから夜に撮るとこんな感じ。
HDR機能を使ってみた。
ほとんど目で見たままの景色が写ってる。
暗いところも黒つぶれしていないし、ディテールもそれなりに保っている。
最後に、札幌駅前のイルミネーション。
なんというか、見ていて画質に違和感を感じないので逆に何とも思わない……なんだこれは……こんな手のひらサイズの小さなカメラで、こんなに綺麗に撮れるのか……ノイズも全然乗っていない。具体的な機種名を出してしまい申し訳無いが、暗所での性能に関してはもうPENTAX Q10あたりを軽く越えている。僕が初めて購入したカメラなので、少し悲しくもある。Q10でこの写真を撮ろうと思ったら、しっかり三脚を立て、設定を追い込み、セルフタイマーにして恐る恐るシャッターを切らなければいけないだろう。それに比べてiPhone7は、カメラアプリを起動してシャッターボタンを押すだけだ。数年前の小型軽量ミラーレス機を嘲笑うかのような画質だ。
カメラを開いてピントを合わせて、撮る。という一連の流れが本当にスムーズで、何も考えずに綺麗な写真を撮れる。もし人生ではじめて持ったカメラがこれだったら、僕もわざわざカメラを買わなかったかもしれない。大きいサイズでの印刷もせず、ウェブ上で写真をシェアするだけなら、本当に十分すぎる。
さらに言うと、僕の手持ちの機材で4K撮影ができるのは、iPhone7だけ。これを活かさない手はないので、いずれドラマ撮影等の切り札として投入したいと思う。4Kで撮っておけば、後でフルハイビジョンにダウンコンバートするときに、4倍のデジタルズームを使えることになる。iPhoneのレンズは画角が広く、一点を見せる為の印象的なカットは作りにくい。でも、これならその点もクリアできる。そして、そもそもの市場規模がかなり大きいので、周辺機器も充実している。これはAndroidのときには考えられなかったことだ。家電量販店に行けば、iPhone向けの製品が星の数ほど出ている。
今の所、不満なのはイヤホンジャックがないことだけだ。
ただ、それもアダプタを使う手間を受け入れてしまえばそれまでの話。
散々ほめたけれど、もちろんデジタルカメラの方が優れている点は多々ある。
それでも、この手軽さでこの画質を得られるのはもはや革命レベルの出来事だと思う。
アップルさま、参りました……
それでは!
のらねこ×LUMIX GH3+12-35mm f2.8
駅の近くに、よく野良猫がいる。
カメラを向けるといつもすぐに逃げられてしまうのだけれど、この日はご機嫌だったのかあまり怯えずに写ってくれた。
カメラは、GH3と12-35mm f2.8の組み合わせ。夜の駐輪場の蛍光灯は暗く、写真を撮るには不利な条件だった。でも、なんとか画質と明るさをキープ。下の写真はf2.8 1/40秒 ISO3200で撮影した。シャッター速度が低かったものの、手ぶれ補正がしっかり効いた。
とか言ってたら猫は移動したので、僕もついていく。
カメラを地面に置き、シャッタースピードを1/10まで落として撮影。
猫が少しでも動けばぶれてしまうところだったが、じっとしていてくれた。
42.5mm f1.7など中望遠の明るい単焦点レンズが欲しかったけれど、極端に暗いところで無ければ12-35mm f2.8と35-100mm f2.8で対応できそう。いざとなれば20mm f1.7で撮影したものをトリミングする、というような荒技もできる。だいぶ機材の環境が整ってきて、「こう撮りたい!」を実現できる確率が高くなった。
ちなみに、フルサイズでf2.8通しのズームはまず手が届かなかっただろう。(比較的)廉価にシステムを組めるマイクロフォーサーズはやっぱり良い。最近はサードパーティ製のレンズも増えたし、面白くなって来た。
GH3をたずさえて地獄坂をのぼる
週に二度くらい、朝早く出かけないといけない日がある。
寒い、というより冷気が肌を刺してくるので、半ば強制的に目が覚める。
この日は夜中に雪が降っていて、
駅の駐輪場に放置していた自転車のサドルの上にうっすらと積もっていた。
小樽駅から大学までは「地獄坂」なんて恐ろしい名前のついた坂を上る必要があり、普段はバスを使う。ただ、この日はバスを30分も待たねばならず、仕方なく坂を上ることにした。学生や教職員の仲間内では、バスを使わず徒歩で大学へ行くことを「登山」なんて言ったりする。
大学へは、25分かそこらで着く。それなりに歩かねばならないので、覚悟を持って歩き始める。下の写真に写っている串鳥は、小樽民(というか道民)御用達の焼き鳥チェーン。もちベーコンと無料でもらえるスープがおいしい。
お寺のすぐ近くに教会もある。詳細はよくわからない。
地獄坂の途中には、アパートやら習字教室やらイタリアンレストラン、美容室に中華料理屋、などなどが並ぶ。
そして、ほかのところよりも消火栓が多いような気がする。
だいぶのぼってきた。この日のレンズは35-100mm f2.8。海と空と街を、望遠端でひきつけたつもり。
はい、到着。カメラを持って歩くと体感的には早く時間が過ぎる。
夏だと汗だくになってしまい勉強どころではなくなってしまうので、逆に冬の方が登山には向いていると思う。でもこれからもっと本格的に雪が降り、路面が凍ると一気に罰ゲーム感が増す。だから地獄坂さんぽは、路面が凍っていないけれど寒い11月にぴったり。でももう今シーズンはいいかな。11月16日。
アースカラーとはなんぞや
北海道・室蘭市にて
この写真をコンテストに出品したら、あえなく落選した。撮った当時はこれいけるやん!とウキウキだったのだが、全くもってひっかからず、鼻っ柱を折られた。自分で「なんとなく」気に入っていた写真だっただけに少し残念だった。だが、そんな写真にもいいね!と言ってくれた方がいる。Facebookでの話ではない。リアルでの話。
それはとある知り合いのおじさんに、ご飯をごちそうになったときのこと。その方は趣味でよく海外旅行に行かれる方で、iPhoneで撮った海や花、空、現地の美味しい食べ物、などを見せてくれた。とても気のいい人生の先輩である。彼は、この写真を見て「アースカラーが良い」と評した。瞬間、耳に慣れない言葉・アースカラーが僕の脳内をクエスチョンマークでいっぱいにしたものの、ほめられていることは解り嬉しかったので、なんだかしまりのないぼやけた返答をしてしまったような記憶がある。「アースカラー」は辞書的には「自然を想起させるような茶系の色」らしいが、僕が「これは『何色だ』とはっきりと言えない色でしょうか?」と聞くとそうそう!と答えてくださった。
何色、とはっきりと言えない色。なるほど、と思った。そして、今まで自分が「なんとなく」好きだと思っていたものの正体の尻尾をつかめた気がした。「淡い色」と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけれど、「アースカラー」ほど僕の個人的な好みをピタリと表している言葉は無いと思った。
例えば、自分は味噌が好きだ、と自覚できればラーメン屋で迷わずに味噌をオーダーできる。同じように、アースカラーが好きだ!と自覚すると、自分で好きな写真を撮れる確率が上がるようになった。
いつもの道の朝
いつもの道の夕方
そんなことがあって、人と話すのって良いな、楽しいな、と思った。基本的には写真は個人戦で、ほかの人の考えを聞く機会は多くない。だからこそ、自分が発信することで誰かの会話のきっかけになれたらな、なんて背伸びしたことを考えている。もちろん自分が好きな写真がみんなも好きだとは限らないけれど、僕と似たようなどこかの誰かがちょっといいなー、なんて思ってくれるのなら素敵なことだなと思う。もちろん「どや!エエ写真やろ!」と言いたい気持ちもあるけれど、そこは謙虚に行きたい。なんとなく、その方が徳を積める気がする。
これからまた、ちょこちょこ文章を書けたらな、と思う。11月15日。
無料とお布施と広告収入
好きなものにはできるだけお金を使いたいと思っている。
それが目に見えないものであったり、あまり有名でないものであればなおさらだ。俺一人がそう思ってお金を使ったところで何かが大きく変わることはないだろうけれど、俺のような人がたくさんいるから、黒木渚は札幌へライブに来てくれる。大学内の小さなカフェで、おいしいごはんを食べられる。
最近、あまりにも無料で楽しめるものが多いことが、すこし怖い。
プロのカメラマンがtwitterにアップする美しい写真を、毎日のようにみている。
マンガワンというスマホアプリで、毎日1話MAJORを読んでいる。
アマゾン・プライムビデオで、仮面ライダーを観られる。これは有料サービスだけれど、学生は月に200円もかからない。
その分の広告収入があるしちゃんと成り立っているとか、向こうがただで良いと言ってるのだからそれでいいじゃない、とか、そんな言葉が返ってきたら俺は何も言えない。確かにその通り。
だけど、それが行き過ぎると何かしらの成果(物)に対して正当な報酬が支払われることがなくなっちゃうのでは。
無料だったりかかるお金が極端に安いことで、いいものが広がっていくのはいいと思う。でも、収益があがらなくなって文化そのものが衰退していくかもしれない。そういうことが、怖い。だから俺は好きなアーティストのCDはできるだけ買うし、好きな作家の本は新品で買うし、好きなラーメン屋やカフェには暇があれば行くようにしている。だって、つぶれてほしくないから。
……という言い訳を心の中で唱えないと、ゴッチの新しい本は買えなかった。
ハードカバーの本は、1冊1500円+税もする。正直ちょっと高い。でも面白いので良し。ぜひ、また本を出してください、ゴッチ。そして、北海道にもライブしに来てくれ、ASIAN KUNG-FU GENERATION。全国ツアーとか言っときながら北海道を無視するの、どうかと思うぞ。絶対観に行くから、北海道まで来てくれ。頼む。
ラジオと読書と映画とタイヤ交換に明け暮れた3連休だった。5月1日。